今回ご紹介するのは、建築関係の会社にお勤めのS様邸。これまで携われてきた住宅建設の良いところをふんだんに盛り込まれた住宅でした。最も特徴的なのは家事導線が重視され、天井高が高いところで4.5mもあり、明るい色で統一されたリビングが特徴的で、天井には飾りとして上り梁が配置されていました。リビングと続きの和室には天気を気にせず、たくさんの洗濯物が干せるように天井や壁に室内干しの設備が備え付けられています。また、キッチン上に設けたロフト部分はご主人の趣味である釣りの道具がおかれ、狭いスペースながらも憩いの空間となっていました。

また、S様邸の目の前には幹線道路があり、少し高台に位置していることから、2階部分の見晴らしがとても良いため、ベランダは壁で目隠しをするのではなく、横格子タイプにすることで、幹線道路からの視線を遮りながら、風を十分に採り入れる事ができます。そのため、リビングと和室が広く一体となった2階全体が風通しの良い空間になっています。さらに南側の屋根には太陽光発電を設置した事で、本来であればコロナ禍で日中に家で滞在する時間が増えれば必然と増える電気代も、日中の電気代はほとんどかかる事がなく、余剰電力を売電する事で1ヶ月の電気代がほとんど掛からずとても経済的だったそうです。